壹萬壹阡壹之本
QUAE SIT SAPIENTIA DISCE LEGENDO
2005.12.29 Thursday
「言いまつがい」 糸井 重里
「言いまつがい」 糸井 重里
351 p 新潮社
ほぼ日刊イトイ新聞に届いたおびただしい数の「まつがいネタ」の投稿を、シチュエーションごとに厳選、大編集。
パラパラ読めて 笑って おしまいの本。
先日、バカ世界地図 というのを本屋で 見て笑ってしまったが、こういうのを見ているとすごく悲しくなってくる。
要するに小中高での常識を教えていたはずのことが頭の中に蓄積されずに垂れ流し状態なわけ。
自分自身、あまり大きなことは言えないが。
何しろ、アフリカはいまだに暗黒大陸だし、さらに加わって東欧旧ソビエト連邦も、??だし、日本で言えば、関東圏内の県境は はっきり言って?状態だし〜〜。
一方 この本の いい間違えは、色々な種類があって、バカだなぁというのと、バッカじゃないというのと、さもありなんというのと 色々な種類の話が入っていた。
読みながら歳をとるとこういうこともあるなぁという言い間違いがあったので、むやみに笑えなくなってくる。
中には、また それもありだ と思うという自分も発見。
ちょっとした時間つぶしが出来て、面白かった。
2005.12.28 Wednesday
2005年ベスト本
1 「ボーン・コレクター」 ジェフリー ディーヴァー
2 「NO.6(ナンバーシックス)#1」 あさの あつこ
3 「兵士を追え」 杉山 隆男
4 「ぼんくら」 宮部 みゆき
5 「砂漠の王国とクローンの少年」 ナンシー・ファーマー
6 「てるてるあした」 加納 朋子
7 「子どもたちは夜と遊ぶ」 辻村 深月
8 「空色勾玉」 荻原 規子
9 「模倣犯」 宮部 みゆき
10 「私家版 青春デンデケデケデケ」 芦原 すなお
11 「雨にもまけず粗茶一服」 松村 栄子
12 「ベルリン飛行指令 」 佐々木 譲
13 「僕の見た「大日本帝国」―教わらなかった歴史と出会う旅」 西牟田 靖
14 「デセプション・ポイント 」 ダン・ブラウン
15 「清談 仏々堂先生」 服部 真澄
1は リンカーン・ライム(四肢麻痺の科学捜査官)とアメリア・サックスのシリーズ物で、5作あるが どれも秀逸だった。
結局15冊になってしまった。
あと、5冊というなら、
16 「下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん」 嶽本 野ばら
17 「ハリスおばさんパリへ行く 」 ポール ギャリコ
18 「グランド・アヴェニュー 」 ジョイ フィールディング
19 「白昼堂々」 長野 まゆみ
20 「扉は閉ざされたまま」 石持 浅海
「白昼堂々」はボーイズラブでシリーズ物。
同じくシリーズ物で、ハリスおばさんも なかなか。同じ掃除婦系で、「天使はモップを持って 」近藤 史恵も好き。
あ、忘れてた。『昭和史』 これは別格かな?!
2 「NO.6(ナンバーシックス)#1」 あさの あつこ
3 「兵士を追え」 杉山 隆男
4 「ぼんくら」 宮部 みゆき
5 「砂漠の王国とクローンの少年」 ナンシー・ファーマー
6 「てるてるあした」 加納 朋子
7 「子どもたちは夜と遊ぶ」 辻村 深月
8 「空色勾玉」 荻原 規子
9 「模倣犯」 宮部 みゆき
10 「私家版 青春デンデケデケデケ」 芦原 すなお
11 「雨にもまけず粗茶一服」 松村 栄子
12 「ベルリン飛行指令 」 佐々木 譲
13 「僕の見た「大日本帝国」―教わらなかった歴史と出会う旅」 西牟田 靖
14 「デセプション・ポイント 」 ダン・ブラウン
15 「清談 仏々堂先生」 服部 真澄
1は リンカーン・ライム(四肢麻痺の科学捜査官)とアメリア・サックスのシリーズ物で、5作あるが どれも秀逸だった。
結局15冊になってしまった。
あと、5冊というなら、
16 「下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん」 嶽本 野ばら
17 「ハリスおばさんパリへ行く 」 ポール ギャリコ
18 「グランド・アヴェニュー 」 ジョイ フィールディング
19 「白昼堂々」 長野 まゆみ
20 「扉は閉ざされたまま」 石持 浅海
「白昼堂々」はボーイズラブでシリーズ物。
同じくシリーズ物で、ハリスおばさんも なかなか。同じ掃除婦系で、「天使はモップを持って 」近藤 史恵も好き。
あ、忘れてた。『昭和史』 これは別格かな?!
2005.12.23 Friday
「空色勾玉」荻原 規子
「空色勾玉」荻原 規子
420 p 福武書店
時は まだ神と人間とが混沌としている神代の時代。
村娘のみなしごの狭也(さや)は、村祭りの日にやってきた楽師たちに 突然 自分が 「闇」の一族の巫女「水の乙女」であることを告げられた。
しかしそれが信じられない 狭也(さや)は、あこがれの「輝」の宮へ救いを求める。
ファンタジーだけれど、外国のそれではなく日本人の持つ根本的な考えのようなものが心地よい。
骨子は古事記とか。
伊耶那岐命、伊耶那美命、天照大神、月夜見尊とか なんとなく知ってる話が踊りだしてくるわけね。
イメージは、もののけ姫のような感じで、時代はもっとさかのぼっているが、女の子が 奮闘する。
すごく面白かった。
420 p 福武書店
時は まだ神と人間とが混沌としている神代の時代。
村娘のみなしごの狭也(さや)は、村祭りの日にやってきた楽師たちに 突然 自分が 「闇」の一族の巫女「水の乙女」であることを告げられた。
しかしそれが信じられない 狭也(さや)は、あこがれの「輝」の宮へ救いを求める。
ファンタジーだけれど、外国のそれではなく日本人の持つ根本的な考えのようなものが心地よい。
骨子は古事記とか。
伊耶那岐命、伊耶那美命、天照大神、月夜見尊とか なんとなく知ってる話が踊りだしてくるわけね。
イメージは、もののけ姫のような感じで、時代はもっとさかのぼっているが、女の子が 奮闘する。
すごく面白かった。
2005.12.16 Friday
「いまどきの「常識」」 香山 リカ
「いまどきの「常識」」 香山 リカ
203 p 岩波書店
目次
1 自分の周りはバカばかり―人間関係・コミュニケーション篇
2 お金は万能―仕事・経済篇
3 男女平等が国を滅ぼす―男女・家族篇
4 痛い目にあうのは「自己責任」―社会篇
5 テレビで言っていたから正しい―メディア篇
6 国を愛さなければ国民にあらず―国家・政治篇
私がバカなのか、言いたいことがさっぱり理解できなかった。
起承転結に なってないし 著者の言いたいことは いったい何ナノ?
右傾化 傾向に ある今の日本を 憂いているのは わかったけれど、でも本当にそうなの?
それで、 私たちに どうしろというの?
なんだか読んでも?が残るだけだ。
これで著者が儲かるってわけかぁ。
大したもんだわ。
2005.12.15 Thursday
「王たちのセックス―王に愛された女たちの歴史」エレノア ハーマン
「王たちのセックス―王に愛された女たちの歴史」エレノア ハーマン 、高木 玲 訳
380 p ベストセラーズ
目次
王たちのセックス
ベッドを出たら―王を喜ばせる努力
寵姫と王妃―王の寵愛をめぐるライバル
寝取られた男―寵姫の夫
寵姫たちの心理戦―成功の代償
セックスの報酬
王の死
栄華の終焉とその後
王と寵姫と結婚と
Historyとは、his storyだそうだ。
この本の場合 女性が 中心で、ヨーロッパ王侯貴族の裏話で、面白かった。
例えば、カミラさんの曾祖母は、チャールズ皇太子の曽々祖父の愛妾だった。
なんて知らなかったなぁ。
それから、ポンパドゥール夫人とか、デュ・バリー夫人とか のこの『夫人』という意味もわかった。
要するに 建前を 重んじてたってわけね。
歴史の裏側って言うのか、面白かった。
2005.12.12 Monday
「アルテミス・ファウル―北極の事件簿」オーエン コルファー
「アルテミス・ファウル―北極の事件簿」オーエン コルファー、大久保 寛 訳
346 p 角川書店
アルテミス・ファウル シリーズ 第二弾
行方不明だったアルテミス・ファウル シニアに 対する身代金要求がロシアから 送られてきた。
一方、妖精界では、ゴブリンたちが人間界のものを地下に密輸しているらしい。アルテミスが 背後にいるのではとホリーは、捜査する。
今回は アルテミスと、敵対関係だったホリーたちが手を結び、事件の解決を図る。
妖精が 出るのに、その活躍は、スパイ映画もどきで、すごい。
第三弾がすでに出版されているらしいが 翻訳はいつなのだろう?
あとがきに、オーエン コルファー氏のお勧めの 児童書10冊が あった。
面白そうなので書き留めた。
2005.12.09 Friday
「戦下のレシピ―太平洋戦争下の食を知る」斎藤 美奈子
2005.12.09 Friday
「下山事件―最後の証言」柴田 哲孝
「下山事件―最後の証言」柴田 哲孝
452 p祥伝社
「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない・・・・」祖父のニ三回忌の席で、大叔母が呟いた一言が発端だった。
母や、大叔母へのインタヴューや、事件の関係者と思われる人物へのインタヴューも含めて事件の核心へ。
今まで 色々なものを 読んだけれど、どれも最後のは、言ったら命がないみたいな感じでうやむやだったが、今回は、はっきり書かれていて、面白かった。
誰が殺人を実行したのかという真相よりそ こに渦巻く政界などの 人間関係が、そうか、と思わせて読み応えがあった。何しろ知らないことばかりだからね。
まったく 何にも知らない日本人 だわさ。
例えば今起きているマンションの建設の偽造問題とかも実は すごい政界のスキャンダルとかが あるかもしれないと ついつい考えさせられちゃう。単なる妄想だけど。
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