壹萬壹阡壹之本
QUAE SIT SAPIENTIA DISCE LEGENDO
2007.01.26 Friday
「プラダを着た悪魔」ローレン・ワイズバーガー
2007.01.26 Friday
「噂」荻原 浩
「噂」荻原 浩
492p新潮社
香水の新ブランド「ミリエル」の売り出しに 女子高生の口コミを利用しようと、開始した。
その噂の一つに、「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、をつけてると狙われないんだって」と言うことも付け加えられた。
そして 噂に過ぎなかったことと同じ事件が起きてしまったのだ。
読みやすい作品。
ペアになるおっさん刑事小暮悠一と女性警部補の名島の味のあるコンビが なかなか。
名島は でしゃばるわけでなく こつこつといくタイプで さらに 男社会の中を 飄々と生きている感じがいい。
理子ちゃんや音道貴子ほど 気負ってない感じがする。
もっと 活躍して欲しいけど、作者が男だと やっぱりこんなもんかな。
このコンビで また作品を 一つお願いしますと思ってしまう。
2007.01.24 Wednesday
松本清張全集20 落差
松本清張全集20 落差
453p文芸春秋
読売新聞朝刊36.11.12〜37.11.21掲載
大学で教鞭をとる、島地章吾は、列車の中で、同僚の細貝貞夫の妻、景子に出会った。
進歩的な歴史学者だった、細貝だが、時流に乗れず生活に困って古本屋を開こうかと考えていた。
大学教授と教科書執筆でもたらさる裏金、教育界との癒着 そして 女癖の悪い島地と周りの女性たち。
古い時代の話だけれど、おそらく今もそんなに 変化ないかもしれないと思えるから怖い。
二段組の453pは 長かった。
久しぶりの清張。
それにしても島地は 同僚や 友達の美人の奥さんに 手を出すとんでもない 大学教授。今なら即 裁判沙汰だよ。
女のほうも 黙っちゃいないだろうけど、この時代は 黙って耐えちゃう女性ばかり。
しかし、島地の歴史観や教科書採択のことなど時代には関係ないことも大いにあるので、やっぱり面白い。
これで今月はクリア〜♡
453p文芸春秋
読売新聞朝刊36.11.12〜37.11.21掲載
大学で教鞭をとる、島地章吾は、列車の中で、同僚の細貝貞夫の妻、景子に出会った。
進歩的な歴史学者だった、細貝だが、時流に乗れず生活に困って古本屋を開こうかと考えていた。
大学教授と教科書執筆でもたらさる裏金、教育界との癒着 そして 女癖の悪い島地と周りの女性たち。
古い時代の話だけれど、おそらく今もそんなに 変化ないかもしれないと思えるから怖い。
二段組の453pは 長かった。
久しぶりの清張。
それにしても島地は 同僚や 友達の美人の奥さんに 手を出すとんでもない 大学教授。今なら即 裁判沙汰だよ。
女のほうも 黙っちゃいないだろうけど、この時代は 黙って耐えちゃう女性ばかり。
しかし、島地の歴史観や教科書採択のことなど時代には関係ないことも大いにあるので、やっぱり面白い。
これで今月はクリア〜♡
2007.01.23 Tuesday
「裁判官はなぜ誤るのか 」秋山 賢三
「裁判官はなぜ誤るのか 」秋山 賢三
204p岩波書店
目次
第1章 裁判所と裁判官の生活
第2章 刑事担当の裁判官として
第3章 再審請求を審理する—徳島ラジオ商殺し事件
第4章 証拠の評価と裁判官—袴田再審請求事件
第5章 「犯罪事実の認定」とは何か—長崎(痴漢冤罪)事件
第6章 裁判官はなぜ誤るのか
もし、裁判官の判断に誤りがあったら—。
人の一生を左右する誤判、冤罪の背景には何があるのか。
冤罪の本は かなり昔 青地 晨の本とか 集中的に 読んだが あれから もう随分経つ。
それでも あまり変わらないらしい現状に愕然。
確かに あの頃よりは 随分ましになっているらしいが。
警察や、法曹界に知人が いないって かなり 不安な気がする。
息子たちの一人くらい そっちの方向に 進んでもらったらよかったかなぁ。
塀の中での話として、最近 とっても 気になるのは、「累犯障害者 」山本 譲司 読んでみたい。
2007.01.16 Tuesday
「制服捜査」佐々木 譲
「制服捜査」佐々木 譲
352p 新潮社
目次
逸脱
遺恨
割れガラス
感知器
仮装祭
警察官人生25年。不祥事をめぐる玉突き人事のあおりで、強行犯係の捜査員から一転、単身赴任の駐在勤務となった巡査部長の川久保。
短編連作
ノンフィクションの元北海道警警視長の 原田 宏二氏の「警察内部告発者・ホイッスルブロワー」もすごかったが佐々木 譲 の「うたう警官」で、道警の不祥事を扱った。その延長上の話。
だが不祥事と言うのではなく、いやおうなしに 体制を変えていく警察で 四苦八苦する交番勤務の巡査の話。
スマートな刑事ばかりでなく こういう地道な地域との繋がりを持つ 交番勤務の「おまわりさん」が 減っている気がする。
近くの交番は いつみても 不在だもんなぁ。
2007.01.15 Monday
「新書365冊」宮崎 哲弥
「新書365冊」宮崎 哲弥
366p朝日新聞社
目次
第1章教養
第2章哲学・論理学・数学
第3章政治。国際問題
第4章経済と金融・会計
第5章法と自由
第6章歴史・文学・ことば
第7章社会・会社
第8章若者・教育
第9章犯罪と監視社会
第10章生きる・死ぬ
第11章科学
第12章脳・心・からだ
第13章メディア
第14章文化
第15章宗教
第16章問題な新書
最終章緊急インタビュー その後の「新書完全読破」
ジャンル別ベスト新書の紹介
ああ疲れた。
また 読みたい本が増えた。
多分365冊紹介されていたのだろうけど、既読が 数えるほど。
つまりは それだけ新書が でているってことね。
あ、読んでないってことか〜
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