壹萬壹阡壹之本
QUAE SIT SAPIENTIA DISCE LEGENDO
2009.02.26 Thursday
「へうげもの 7 8」山田 芳裕
2009.02.25 Wednesday
「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」町山 智浩
256p文藝春秋
目次
序章 アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない
第1章 暴走する宗教
第2章 デタラメな戦争
第3章 バブル経済と格差社会
第4章 腐った政治
第5章 ウソだらけのメディア
第6章 アメリカを救うのは誰か
終章 アメリカの時代は終わるのか
確かに 新聞も 読まないアメリカ人だもの、民度は 日本に比べて、はるかに低いとは思ってたけれど、ここまで来たらすごい。
ぞっとするのは近い将来日本も この渦に 巻き込まれていきそうなこと。
さすがに キリスト教原理主義は いないけれどさ、政教分離ができなくなりつつあるようで、そこらへんが怖い。
2009.02.18 Wednesday
「不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」」新井 潤美
254p平凡社
目次
1 ラヴ・コメディ今昔
2 働く女たち
3 階級と男たち
4 イギリス人が異世界を描けば
5 マイノリティたちのイギリス
イギリス社会に 沈潜する「階級意識」とは。
読んだことのある作品、見たことのある映画、それは 上っ面だけだったのかも。
こうしてみたらハリーポッターもまた違って見えたりして。
発音なんて、わかるわけないけれどね。
この本では なかったかもしれないけれど、「シンデレラって もともと アッパー(貴族階級)だけど〜」というのを読んで そうか〜 そうだなぁ でないと お城には いけないよな〜と 気が つきました。
しゃべっただけで お里が知れたのじゃぁネェ。
あ、イギリスの話じゃぁなかったっけ。でも似たようなものよね。
2009.02.18 Wednesday
「階級にとりつかれた人びと―英国ミドル・クラスの生活と意見」新井 潤美
204p中央公論新社
目次
第1章 二つのミドル・クラス
第2章 ヴィクトリア朝―せせこましい道徳の時代
第3章 「リスペクタビリティ」という烙印
第4章 「郊外」のマイホーム
第5章 ロウアー・ミドル・クラス内の近親憎悪
第6章 貴族への憧れ、労働者への共感
第7章 階級を超えるメアリー・ポピンズ
第8章 クール・ブリタニア―「階級のない社会」?
イギリスにおける格差は こういうもの というのが わかる本。
確かに 貴族のいる社会とわかっていても、生活習慣から言葉(発音や単語そのもの)まで はっきりと わかる格差が あるとは。
しかも それが ミドルという階級の中で。
(ミドルの中で アッパー・ミドル・ロウアーと分かれていて 実は潜んでいる。)
映画や小説の中で こっそりと 皮肉っていたり 暗黙の了解だったりというのがすごいよ。しらなかったわ。
こういうのを読むと 日本の格差社会なんか たいしたことは ないぞと 思ってしまう。
2009.02.16 Monday
「サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ」下條 信輔
303p中央公論社
目次
序 私の中の見知らぬ私―講義に先立って
第1講 自分はもうひとりの他人である―自己と他者の社会認知心理学
第2講 悲しいのはどうしてか?―情動と帰属理論
第3講 もうひとりの私―分割脳と「自己」
第4講 否認する患者たち―脳損傷の症例から
第5講 忘れたが覚えている―記憶障害と潜在記憶
第6講 見えないのに見えている―いき下知覚と前注意過程
第7講 操られる「好み」と「自由」―サブリミナル・コマーシャリズム
第8講 無自覚の「意志」―運動制御の生理学と哲学
第9講 私の中の悪魔―自由意志と「罪」をめぐって
人間は、自覚がないままに意志決定をし、自分のとった行動の本当の理由には 気づかないでいる。
そういうところが、非常に わかりやすく書かれている。
面白い。
本当は 著者の「サブリミナル・インパクト」を 読もうと思ったが こちらの方が 先に書かれているらしいので 読んだ。
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